オステオパシー誕生の背景
「同じ人間なのに、どうして病気になる人とならない人がいるのか?」
当時外科医だったスティル博士は1864年アメリカ全域を襲った流行性髄膜炎で3人の娘を亡くしてしまいます。スティル博士は、医師でありながら娘たちをお救えなかった後悔と、水銀などを用いる当時の薬剤治療に疑問を持ち始め、身体に本来備わっているはずの自然治癒力を最優先にする治療法を研究し始めます。そして2つの大きな事実に気が付きました。
①どんな病気の患者にも必ず筋骨格系の異常がある。
②血液循環、神経支配機能が不調になると様々な症状を引き起こす
この2つの問題を解決するには関節の動きの低下を筋膜の歪みを治して、循環器系や神経系の働きをスムーズにすればいい。という結論を導き出します。こうして1874年に、治療を薬に頼らず手技によって行う治療法を発表しました。
ギリシャ語で『骨』を意味する『オステオ』と『病む』を意味する『パソス』を組み合わせて
『オステオパシー』と名づけました。
「人間の手に及ぶような治療器具は、過去・現在また将来、発見されていない」
このスティル博士の力強い言葉が、オステオパシーが本質的な施術である事を裏付けているように感じてなりません。
現在アメリカでは、西洋医学の医者(M.D.)と同等の扱いになり、Doctor of Osteopathy(D.O.)という資格が与えられています。D.O.は、全州で、あらゆる医療行為が認められており、薬品の投与や外科手術も行うことができます
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