側弯症について
脊椎が側方に湾曲する病気である。脊椎側湾症(せきついそくわんしょう)、脊柱側湾症と呼ばれることもある。正常な脊柱は、正面あるいは背面から見るとほぼまっすぐに伸びていますが、横から見ると前後にカーブしています(生理的湾曲(せいりてきわんきょく)といいます)。この湾曲が異常であったり、脊柱が側方(横)に湾曲したりすることを脊柱変形《せきちゅうへんけい》といいます。
脊柱変形は、脊柱がねじれながら横に湾曲していく側湾症、後方に凸に曲がってくる後湾《こうわん》、そして、側湾と後湾が合併した後側湾《こうそくわん》症の3つに分けられます。外来にみえる患者さんの多くは、いわゆる側湾症で、原因のわからない特発性側湾症《とくはつせいそくわんしょう》が殆どです。次に多いのは、生まれつき背骨の奇形をともなっている先天性側湾症《せんてんせいそくわんしょう》です。
その他神経原性側湾症、筋原性側湾症、間葉性側湾症、神経線維腫症が主なものとしてあげられる。この他に、脊椎以外の病気による変形(症候性側湾症《しょうこうせいそくわんしょう》)など、さまざまな側湾症がありますが、脊椎外科の治療の対象になるのは、主に特発性と先天性の側湾症になります。先天性側湾症は、生まれつき椎体に奇形があったり、癒合《ゆごう》(くっつくこと)したりしているために起こります。
変形の状態によっては後方に湾曲することもあります。肩の高さが左右で違うなど、自覚症状のある場合もあるが、初期における発見は難しいため、ある程度成長してしまってから気がつく場合が多い。また、変形がひどくなると、呼吸器障害など、内臓にも影響を及ぼす。




















